土曜日に四十八枚田に水が引かれたという情報があったので一泊、約30年ぶりに千曲市の姨捨山伝説のある田毎の月へ行ってきました。変わったところ変わらないところを楽し無ことができましたが、月が田に降りるところまでは待っていられなかったので、周辺の月見関連の史跡などを巡ってきました。
昨晩は雲が少なかったので
月出からクッキリとした姿を現し
田に降り立った「佐倉の田毎の月」を愛でるドライブをしてきました。
見事に着いてきます(笑)
田毎の月といえば歌川広重で有名な千曲の方。
段々畑の田んぼ一枚一枚に月が反射している浮世絵…
何十年も前に行った時の記念スタンプも全部の田んぼに月が写ってました(笑)
絵師も想像で描いたと言われていますが、
広重の絵を最初に見た時には「あっ、これ、見たい」って思いました。
そしてしばらく想像してみて
「へぇぇっ・・・ん? えっ? アレッ?」
「そんなことってあり得るの?」と。
ありえません。田んぼの水面がそれぞれ角度がついていれば別ですが、
自然の状態では、何枚あっても水面は平行だから
目の前の一枚だけに月が写っているはずです(というか、写りません)。
(想像で)目の前にある棚田の畦を全て取っ払って一枚で考えると
すぐにわかるのではないでしょうか?
そんな現実的なことを考えると夢も何もなくなってしまうので、
松尾芭蕉の「天の川の句」同様
そんな姿を想像で描いた絵師は、やっぱりすごいと思います。
実際にはみて書いてないのがバレバレですが
今日は満月でした。
地元もお米をやっている農家さんが多く、
家の周辺の水田からはこの時期カエルがペキペキ鳴く声が朝まで続きます。
本日は水を張ってから最初の満月ということもあり、
段々畑ではありませんが地元の「田毎の月」を愛でてきました。
どこに移動しようと幾つもの田んぼに御身を泳がせながら、
月は私のあとを追いかけてきます。
まさに「田毎の月」
すでに日付が変わった未明の01時56分に満月になっていたので、
仕事から帰ってのお月見の時は20時間近く経過…
右上がすでに陰りだし「まんまる」ではないことがわかります。
昨日の雨を予感させるかのように、一昨日の夜から雲行きが怪しくなってきました。近所の水田に月が降りていました。再来週、田毎の月…