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日本は世界一古い一番スゴイ国を地で行く「世界興亡」掛け軸は、今もほしい人がいっぱいいるだろう

 こちらは昭和16年10月15日、財団法人修養団が発行した「世界興亡図譜」です。2メートル近い立派な軸です。
日本は世界一古い一番スゴイ国を地で行く「世界興亡」掛け軸は、今もほしい人がいっぱいいるだろう

 中心に大日本帝国、周囲に世界の国々を配置し、紀元前4000年から現代までの年代を縦軸に、各国の勢力を描いたものです。日本は、神話の時代からきちんと表記しています。
日本は世界一古い一番スゴイ国を地で行く「世界興亡」掛け軸は、今もほしい人がいっぱいいるだろう

 神話の時代、既に古代バビロニアには文字があり、神武天皇のころの中国は春秋戦国時代かーと関心するためのものではありません。いかに「万世一系の天皇」が治める日本が揺るがず続いてきたかを示すのです。
日本は世界一古い一番スゴイ国を地で行く「世界興亡」掛け軸は、今もほしい人がいっぱいいるだろう

 とりあえず、邪馬台国とか、ガン無視です。
 
日本は世界一古い一番スゴイ国を地で行く「世界興亡」掛け軸は、今もほしい人がいっぱいいるだろう

 世界はうつり変われどもーという感じに示したいのが丸見えですが、あくまで、世界的に見れば辺境の小島だったのが幸いした、ということでしょう。そこに天皇の権威を結びつけることで、あたかも神に守られた国という感じに見せるのがうまいところです。

 大政翼賛会推薦とかなっていますが、復刻したら、意外と需要がありそうな世相なのが残念なところです。

2018年3月3日 記

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2018年03月03日 Posted by信州戦争資料センター at 22:40 │収蔵品


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