悪いリーダーとはどのような人物か。オックスフォード大学で教壇に立つデイヴィッド・ボダニスさんの著書『「公正」が最強の成功戦略である』(光文社)より、マイクロソフト元CEOのスティーブ・バルマーの例を紹介しよう――。
否定的な感情。表現を嫌う。ストレスは圧倒されました。人生の絶望。白い背景に分離カラフルな煙雲のテクスチャで狂った叫び声の男のシルエットの二重露出。
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196センチの体格で容赦なく部下を怒鳴りつける

身長と体重はかなり違うと思うが、スティーブ・バルマーは、喧嘩っ早いことで有名だったブルックリン・ドジャースの監督、レオ・ドローチャーと似たタイプの人物だと言える。ビル・ゲイツの引退後、あとを継いでマイクロソフトCEOになったバルマーの組織管理の姿勢は、ドローチャーとよく似ている。

デイヴィッド・ボダニス『「公正」が最強の成功戦略である』(光文社)
デイヴィッド・ボダニス『「公正」が最強の成功戦略である』(光文社)

身体が大きいとどうしても周囲に威圧感を与えるが、威圧感を持たれないよう配慮する人も少なくない。たとえば、元NFLのラインバッカーで、劇中では好人物を演じることの多い俳優のテリー・クルーズはまさにそうだ。元プロレスラーの俳優、ドウェイン・ジョンソンもやはり優しい人だ。