また随分間があいて感想が溜まってしまいました…。
今回もだらだらと長めです。
ドラマ・映画
刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル
全3話のショートドラマシリーズ。
面白いと話題だったのでずっと見たかったやつ。
とにかくミソジニーな署内で頑張る主人公のキャラが良くて大勝利って感じ。
カレンの服装が個性的でそれも良かった。
ミステリー的には正直ちょっと弱いとは思うけど、最後のカタルシスで評価が上がる。
とはいえ、一番最後はちょっとヘテロ恋愛のゴリ押しをやり過ぎ。
あれだけのことあって職場の男と関係持つのはいくらなんでもお人好しすぎでしょ。
シーズン2もあるようなので楽しみ。
エルズベス シーズン 1
グッドワイフやグッドファイトに出てきた超個性派弁護士のスピンオフドラマ。
全10話で短め。
倒叙ミステリータイプで、冒頭に犯人見せてから警察を監視する任務で派遣されてきたエルズベスと、ボスから厄介なエルズベスを見張っとけと命じられた女性警官がわちゃわちゃ謎解きしていくバディ物。
思いっきり続きありますって終わり方。
テンポ良いコメディでした。
シーズン2も楽しみ。
刑事ウルリケ~連続猟奇殺人事件~
主人公にLロマンスあり。
その他にも少女同士の熱い絆があってなかなか面白かったけど、猟奇殺人とかナチズムとか汚職とか北欧神話とか色々てんこ盛りで途中から、え?そういう方向なの?って展開。
ベルリンの壁崩壊直後の時代設定で、最初は若く小柄で可愛い女性がでかいおっさんだらけの中で重大事件の指揮取るにはあまりに貫禄がなく、素人女性相手にすぐぼこぼこにされちゃうし全然しっくりこなかったんだけど、ストーリーが進むうちに気が強いチワワみたいに見えてきて馴染んできました(笑)
終わってみれば面白い作品でした。
警部補アニカ ~海上殺人捜査ファイル~ (字幕版)
独特のユーモアがあって面白い。
シングルマザーの主人公とティーンエイジャーの娘の関係が見どころの一つで、なんとその娘にL展開が。
個人的には、主人公の部下のアジア系女性の方がL的には人気出そうな感じだけども、この人は後々妊娠してしまいます(笑)
埋もれる殺意 30年目の贖罪
シリーズ4作目になる作品。
相変わらず淡々とした捜査もので好み。
高齢妊娠してダウン症のリスクある女性が「普通の子」が欲しいって語るシーンで「10代のときはドラッグやってハラハラさせるけど20代では落ち着いて~」って、いやいやドラッグやるのは「普通」なのかよ、とツッコんでしまう。
主演の人が降板するのは知ってたけど、こういう展開で?
最後、良いとこも悪いとこもある容疑者たちそれぞれの愛の絆みたいなの見せてたけど、ヘテロカップルは子持ちばかりだから綺麗事だけではまぁ無理だろうな、という。
Lキャラが毒親にブチギレてたのは良かった。
恋人はアンバー
これは結構前に見たのを書き忘れてた作品。
作品として「上手い」んだろうけど、これも他人の世話するレズビアンっていう構図。
人目気にしてダイク呼ばわりしてきたゲイに自分のための大金まであげててさ、関係性が全然公平じゃなくて女って自己犠牲払ってばかり…。
DES 英国史上最凶のシリアルキラー
ゲイの殺人鬼がホームレスの若い男性を狙って殺しまくったっていうイギリスの実際の事件をドラマ化したサスペンス。
時代設定的に仕方ないけど、まぁとにかくおっさんだらけ。
わりと淡々とした捜査・裁判ものだった。
モルガン 天才捜査コンサルタントの殺人事件簿 シーズン1
面白いは面白いんだけど女が恋愛のもつれから殺人犯だったって安易展開がマジでフィクションすぎるというか、殺人犯の男女比率がおかしいというか…。
レズビアン関係をヘテロ賛美に使う話があって、イライラ。
ウーマン・トーキング 私たちの選択
女たちが性暴力被害に遭いまくって孕まされた子供のことを案じて加害者からやられたことを赦して、そういう構造の中で女同士でも傷付けあって考えに考えて行動を起こしても、男は一ミリも女や子供のことなんか考えてないし、また他所から奴隷を連れてきて同じようにレイプするだけの現実見えちゃってるからなぁ…。
あと主役のルーニー・マーラぶっちゃけ浮いてたと思うけど、意図的なもの?
あの女性たちの中にあの美貌で存在させて優しいもっさりした青年とプラトニックな恋愛させて物分り良いことをずっと述べるって、ちょっとお膳立てしすぎというか…。
そのせいか、対立してる子持ち二人の方が見応えあった。
ウーマン・キング 無敵の女戦士たち
何が何でもヘテロ恋愛をねじ込んでくるのはもう諦めるとしても、仲間が殺された晩に男とイチャイチャしてて怖すぎる。
女戦士たちの多くがレイプ被害者で、その復讐って面を描いてはいたがどうしても大衆向けにミサンドリーにならないような塩梅って感じ。
あっさり殺しちゃってさぁ…とは思った。
ムキムキの男の水浴びに遭遇する逆ラッキースケベみたいなの(とはいえ主人公は男の裸に興味なさげなのでラッキーも何も無いけど)、わかりやすくミラーリングだった。
タルサ・キング シーズン1~2
エルズベス目当てて入ったサブスクで目玉作品として扱われてたので見てみた。
シルベスタ・スタローン主演のギャングコメディドラマ。
テンポよくてするする見ちゃうけど、あまりにジジイドリームすぎてそこ含めて笑って見るもんなのかな。
守るべき女が生贄になってそれに正義故に男が報復する展開って強烈な父権社会的にはとっても「ロマンチック」なシーンなんだろうな…とかグロテスクな構造を思った。
主人公がジジイなので海外ドラマにありがちな露骨なキスシーンやラブシーンが全然なくて、男らがドンパチ殺し合ってるだけなので、むしろ気楽に見られるという皮肉。
ロックアップ
そういえばシルベスタ・スタローンの作品って子供の頃になんとなく見たことあるくらいでちゃんと見たことないなぁと思って、見てみた。
なんというか、とにかくスタローンの肉体を見せるためにある意味フェチズムたっぷりになっててなかなかシュール。
主人公への復讐に燃える刑務所の爺さんがあらゆる手で囚人の主人公を虐めてくるんだけど、もうそのシチュエーションがいちいち裸でウケる。
実はランボーも途中まで見たけど、こっちでも裸で意地悪な警官に虐められてて、当時はこういうのがお得意だったのか…?
マリグナント 狂暴な悪夢
おすすすめに出てきたので見た。
よく分からないまま「ホラーか、どんなのだろ」って感じだったけど、これはネタバレ知らずに見たほうがいい作品。
B級感もありつつ幽霊に物理でやたら立ち向かおうとするあたりがアメリカっぽいというか(笑)
でかい姉妹愛で思った以上に楽しめた。
ノーカントリー
サブスクにあったので見てみたけど、なんであんなおっさんにあんな若い美人の妻がいるんだ?
男同士で勝手に殺しあってろ、最後に胸糞展開にしやがって、と思った。
リトル・シングス
殺された美人の胸丸出し死体やたら出しといて、オチは無能男らの傷の舐め合い。
主人公と組む白人の男、もそもそ喋りが生理的に苦手だった。
最後あまりに疲れ切ったチワワみたいな顔でちょっと笑った。
エリカ&パトリック事件簿 踊る骸
カタカナの名前覚えるのが本当苦手で、誰が誰なのかよくわかんないまま現代の爺さんたちと昔の若者だったときの映像が交錯して見分けがつかず、ぼんやり脳内補完しながら見終わった感じ。
王道の北欧の暗い感じで概ね面白くはあった。
ウェールズ連続少女殺人事件~30年目の真実
女性ボスの下でおっさん捜査員3人が未解決事件を捜査する捜査ミステリー。
「ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿」の制作陣。
コリンサットンの方が良く出来てる印象だけど、全4話を一気見でなかなか面白かった。
特捜部Qシリーズ
以前、最初のシリーズだけ見て、残ってたやつを見た
・檻の中の女
・キジ殺し
・Pからのメッセージ
・カルテ番号64
カルテ番号64、昔の少女収容所で女同士が絡み合うシーンがあって撮り方がいかにも”レズ”ポルノって感じでキモかった。
入所させられてる娼婦の狂った「淫乱」さを表現するためでしかなく、出所するために相手女性を裏切るから愛情があるわけでもなんでもない。
あと、警察が個人感情で罪を見逃すのはさすがにどうなんだ。
視聴者側はそれを求めるとはいえ、そんなあっさりアウトロー気取りのおっさんがそれ遂行するのはなんか違うというか…。
このシリーズは主人公の不機嫌おっさんがピーチ姫のように助けられたり、バディの男とイチャイチャ痴話喧嘩して仲直りするのをミステリーまじりで楽しむためのものって感じ。
ゾディアック
男が好き勝手やってて出てくる女と言えば男の添え物の妻や家政婦か、殺される被害者くらい。
犯人探しに熱狂してる忙しいタイミングで都合よく子ども全員連れて実家に帰る主人公の妻、あまりに男のお膳立てすぎてひどくて笑えた。
聖なる犯罪者
少年院出て製材所で働くはずの少年が成り行きで神父に成りすます、という実在のケースをもとにしたポーランドの映画。
カルト宗教的な感じかと思ったら閉鎖的な町の割と俗っぽい話だった。
救いがないというか。
信仰とかより薬物汚染をどうにかするのが先決では…ってくらいドラッグが蔓延してる。
クロール ー凶暴領域ー
危機管理能力のない父親はワニより危険!
犬が出てくるけど最後まで無事、でも人間の都合でびしょ濡れにさせられて可哀想。
ピンチな親子のそばでずっと吠えてる。
ワニのCGとか嵐とかは結構迫力ある。
こんな暴風雨の中、ヘリって飛べる?
サメ映画と違って汚くて薄暗い濁った水の中でごちゃごちゃやってるから、夏にぱーっと景気よくって感じじゃなかった。
見つからないようにこそこそしてるのとかちょっとエイリアンっぽい。
ザ・ライト ~エクソシストの真実~
物凄いキリスト教布教映画って感じだった。
もうちょい怖いかと思ったので少し物足りなかったかも。
最後牧歌的過ぎないか。
こんな作品でもとにかくヘテロをねじ込んでくる!
アンソニー・ホプキンスが無表彰で佇んでるだけで、それっぽい雰囲気になるから色々便利。
日本じゃカエルといえばアマガエルだけど、作中はやたら毒々しいカエルが登場してたけど違う種類なんだろうか…。
カエル大増殖は怖いよりむしろ面白い絵面だった。
作中、父親にレイプされて妊娠したティーンネイジャーが悪魔祓いされに出てくるんだけど(結局死ぬ)、父親を上回る悪魔なんかおらんやろ、っていうね。
ジェサベル
youtubeで無料公開されてたホラー映画。
地元に女友達がおらず元彼(現在は既婚者)にやたらと頼る主人公(と不倫狙う元彼)。
そして少女とか母の呪いみたいなのがいかにもホラーにおける「女」の描かれ方だった。
2014年のだしこんなもんか。
別に怖くはない。
The Strange Thing About The Johnsons
YOUTUBEで公開されてるので視聴。
父親で自慰行為してた少年がでかくなって父親をレイプするようになる話だけど、う、うーん…。
どこかお洒落に飾り立てた演出とかあっさり死んじゃうあたりが、現実に父親から酷い目にあってる子供と対比するようにもなってないしよく分からんというか。