英国ヨークで、ライオンのかみ痕とみられる傷が残る古代ローマ時代の人骨が見つかった。研究者は剣闘士とライオンとの戦いを示す証拠だとしている。

ネロの治世は古代ローマの経済と文化に勢いをもたらしたが、さまざまな悪行で語られてきた。この悪名高い皇帝の遺産を再評価する時がきたのだろうか？

4月21日、ローマ教皇フランシスコが逝去し、その後葬儀が行われた。その控えめな旅立ちとともに、266人の教皇たちが埋葬されてきた歴史を振り返る。

ヴォーグ誌のモデルから従軍記者になった伝説の女性リー・ミラー。強い意志と行動力で道を切り開いた彼女の人生が5月9日公開の映画で描かれている。

紀元前10世紀ごろの山井遺跡（岩手県）から出土した「籃胎漆器」から、縄文人がかごの破損を修理したと確実に言える初めての事例が見つかった。

スコットランドを象徴する忘れられていた多神教の火祭りは、どのようにして英国最大規模の伝統の季節祭になったのだろうか。

2022年のノーベル賞受賞に象徴されるように、いま古代のヒトのDNAの研究が盛んに行われており、新しい事実が次々と明らかになっている。そこで、古代の日…

これまで古代マヤ文明では子どもの生贄は珍しいとされてきた。異国テオティワカンのティカルへの暴力的な支配を示唆する、過去の見方に一石を投じる驚きの発見だ…

死者が出る可能性を認識しながら、米国政府は禁酒法時代に産業用アルコールに毒物を加えた。その結果、5万人以上が犠牲になった。

子ども19人を含む168人の命を奪った1995年4月19日の惨劇の犯人は従軍経験のある米国人という事実に米国中が衝撃を受けた。そして、犯人の影響は今も…

映画『タイタニック』の名場面で有名になった船首の手すりが落下したことをはじめ、沈没したタイタニック号の劣化が進んでいる。

退廃の象徴からステータスシンボルを経て必須の食器へ。フォークの歴史からは、人間の飽くなき支配欲と洗練への欲求が見えてくる。

エジプトのアビドス遺跡の近くで、約3600年前の王の墓が発見された。謎の多い第2中間期のエジプトに関する理解が深まることが期待される。

紀元前8世紀から紀元前7世紀にかけて、エジプトでは、現在のスーダンにあたるヌビアの王たちがファラオとなり、100年近くにわたって統治した。

19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した伝説のマジシャンを危険な技に彼を駆り立てたものは何だったのか。

ローマ帝国によるグレートブリテン島侵攻から数十年後の遺跡が英南部で発掘され、小型犬などの動物の骨や人骨が多数見つかった。双方の文化を示す儀式の跡かもし…

中世のヨーロッパでは、武器や戦争の進化に伴い、敵の侵入を阻む数々の仕掛けを施した複雑な要塞が築かれるようになった。500年以上にわたって人々を守った中…

「アサシン クリード シャドウズ」ほか、ポップカルチャーを通じて今や世界に知られる存在になった弥助。その運命的な物語は人々の興味を引きつけてやまない。

映画『教皇選挙』で描かれる神秘的な儀式はなぜ生まれた？ 投票権は誰にある？ 知られざるコンクラーベの歴史と実際に迫ってみよう。

エルサルバドルのサン・イシドロ遺跡で発見された「操り人形」を操ったのは、マヤなど、周辺のメソアメリカの古代文明と文化的に共通する人々だったかもしれない…