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2014/11/19

【MVNOにMNPしたよ。その4】BIC SIM(IIJ みおふぉん)の使用実感

Tasty internet bytes: SIM cards from recent travelsTasty internet bytes: SIM cards from recent travels / qcom

無事にBIC SIMを契約して、晴れて「MVNOにMNP」できたわけですが、実際半月ほど使ってみての感想です。
結論だけをざくっと申し上げると、なかなか快適です。

そもそもMVNOの高速・低速通信ってなぁに?

…所感の前に、あまり馴染みのない方のために、使ってしまいそうな言葉ナドをざっくり説明しまする。

今回、私が契約したのはBIC SIM(≒みおふぉん) ミニマムスタートプランってヤツです。月額1,600円(税込みで1,700円ちょい)払うと月に2GBの高速データ通信ができます。
(音声通話は従量制ですので「フツーの電話」をすればさらにかかりますが、現在は「フツーの電話」を避ける方法がいくらでもあり、iPhone同士ですとFacetime Audioが標準で使えますし、その他Skypeや(…私は使ってないですが)LINEなどのアプリ同士で無料通話ができますし、楽天でんわSMARTalkなどで電話番号にかける際も料金を抑えて利用することができます。この辺を活用して、安く済ませていくのがMVNOのウマ味なわけです。)

料金プランにある2G、4G、7Gなどの通信料は最大150Mbpsの高速でデータ通信を使える量です。MVNO業者によっては量の刻み方も違います。迷われている方は、今使っている携帯会社の明細で、自分がどの程度データ通信しているのか確認してみると良いかと思われます。 この高速通信量を超えてしまうと、速度が制限され、みおふぉんの場合は200kbpsしか出なくなります。これもMVNO業者によっては150kbpsだったり300kbpsだったりしますが、どちらにしろ、動画などを見るのはちょっとキビしい速度になります。

その低速状態にも制限があり、みおふぉんの場合は低速状態で直近3日の使用量が366MBを超えると、さらに速度が制限されてしまします。細かな数値は異なりますが、これも各社似たような制限があります。どのくらい制限されるのか、私は体験していませんが、ちょこちょこ記事になっているのを見ると、時間帯を選べばなんとかメールなどのテキストの通信はできる、という感じのようです。かといって、極度に心配するようなことでもなく、現在の私の生活パターンではまず到達しそうにない制限です。(この辺は後述します。)また、追加料金をはらって高速通信料を追加購入ができますので、万一制限された場合はお金で解決することもできます。

そんな中で、音声のついてないデータ通信限定ながら、ぷららが月額2760円で3Mbpsの速度限定ではあるものの使い放題という画期的なプランを出しました。
150Mbpsじゃなくって3Mbpsかー。というものではなく。LTEの最大150Mbpsというのはあくまで理論値で、実際はかってみると10Mbps出てれば上出来で、ほとんどの場合は5〜10Mbpsくらいだったりします。3Mbps出ていると動画も十分にみられる速度だったりします。
これに追随してたのかどうか分かりませんが、U-mobileからとうとう150Mbps使い放題というプランまで出てきました。こちらには音声通信機能もつけられます。

まさに激しい競争の真っ最中という感じですので、速度制限なども今後はどうなっていくのか目が離せません。
余談ながら、U-mobileの使い放題はあまりいい評価の記事を見ません…新しすぎるものはよくよく調べてみてからのほうがよいかもしれませぬ。

200kbpsはフツーに快適

2Gの高速通信ができるプランなわけですが、みおふぉんの利点としてみおぽんというアプリで、任意のタイミングで高速・低速通信を切り替えることができます。(これができない業者の場合は、まずは高速通信分2Gを使い、使いきった場合は低速に…のような感じになります。 ) 高速・低速の切り替えは瞬時に反映されます。低速で節約しつつ、あ、ちょっとつらいなーってタイミングで切り替えてあげる、って感じの使い方で大丈夫でした。私のような貧乏性には向いている気がします。

そんなこんなで、まずは200kbpsでどこまでできるのかを、ここずーっと試してみているのですが、私がiPhone 6 Plusで使っているほとんどのアプリは実用的なレベルで使えました。Wi-Fiから離れた場合は、基本的に低速通信な生活を半月ほどしていた実感です。
このへん。

  • Facetime Audio / Skypeでの通話
  • iMessage / Skype / Hangoutでのメッセージやり取り
  • Feedlyのフィード閲覧
  • Kindleの閲覧(当たり前か。。)
  • Evernote / Simplenoteの閲覧・編集
  • 銀行や証券会社などの金融系のアプリの操作・閲覧

iTunes Matchのストリーミングもまったく問題なかったです。もちろん、データ通信量を圧迫してしまうので、通常は音楽をダウンロードしておくことにはなると思いますが、いつでも聞ける感じが変わらないのはうれしい限り。

注意していただきたいのは、動画・ゲームが上記には入ってません。両方、私は外出先でやらない・iPhoneでやらないせいですが…通信量の多そうな分野ですので、それらが多い方は高速通信必須で考えたほうがいいかと思われます。

Web検索は検索後にひらくページ次第です。広告がベタベタ貼ってあるようなページはもっさりする反面、あっさりと開くページもそれなりにあります。これは、Feedlyでフィードからリンク先を開く場合も同様です。

唯一、私の日常使いで実用に耐えなかったのがGoogleマップでした。
表示までに30秒は待つ感じです。 検索すると、もう固まってるのかなんなのかよく分からん。
Googleマップは目的地を指定してナビらせる?(なんて呼ぶんだろ…)と、目的地までの地図はキャッシュしますので、Wi-Fi環境下で設定したあとに出発してしまえば当然大丈夫でした。その後、抜本的な回避法はないものかと試行錯誤していたわけですが、画期的なことに気が付きます….

まさかのiOS標準「マップ」復権

Googleマップの簡易表示モードとかないのかね。とか思ってたわけですが、そういえばiOSにもう一つ地図アプリが入ってたことを思い出しました。iOS標準「マップ」アプリ。
なんと200kbpsでも実用レベルで動いてくれました。施設検索してもそれなりのレスポンスです。盲点というか、なんか感動。

無論、クルマなどの高速移動中などはまた事情が変わってくるとは思うのですが、街をプラプラ歩くぶんには充分だなと思った次第です。「パチンコガンダム駅」なども今はちゃーんと修正されているようで…とは言いつつもイマイチGoogleマップに比べて信用しきれずにはいるのですが、しばらく併用していきたいと思います。

半日フツーにいじってて40〜80M

前述のように、低速で使っていても直近3日で366MByteという使用量の制限がありますが、これまで低速で生活を送っている分には、なかなか到達しなさそうな量と言えます。

私の場合、最近でもっとも使ったであろう週末の半日で80M程度でした。往復で2時間程度の電車内ではFeedlyやtumblrをいじったりWeb検索してみたり、目的地でも検索や地図表示、Facetime Audio通話など。その他、メールやメッセージは随時。
平日だと使ってても40Mくらいですので、3日で366Mbyteというのは意識してがんばらないと届かなさそうです。もちろん、私は平日は特にWi-Fiの電波の届くところにいることが多いですのでユーザの生活パターン次第なんですが、200kbpsはデータ量を消費するような動画を快適に見られる速度ではありませんので、必然的に使うデータ量も抑えめになってしまうと思います。するとまぁ366Mbyteという制限は妥当というか、いい感じのところに線を引いたなって気がしなくもないです。

今の感覚では、200kbpsが「低速」という感じもあまりしてません。Web検索やGoogleマップでもっさーっとすると思い出すような感じです。そんなわけで、むしろ高速通信が2Gもいらん気さえしてきてる今日このごろだったります。


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2014/07/02

NECのWimax2端末 NAD11の所感



NECのWimax2対応端末、NAD11が6月に発売になりました。
Wimax2対応端末としては、ようやく2代目ですので「待望の」と言っても過言ではない端末です。

個人的には6月がWimaxの契約更新月で、どうするか悩んでたところに現れて飛びついてしまった感じです。
以前もNECのAtermWM3800Rを使用しており、何の問題もなく非常に満足していたので、そのまま継続するか、別のプロバイダの3800Rを契約し直すかというのが悩みどころだったわけですが、3800Rが5月ごろから次々と品切れになり始めて絶望感に打ちひしがれていたところに、新発売となりました。
使用しはじめて10日ほどの感想を、先代3800Rと比べながら書いていきたいと思います。

ちなみに、3800R以前もNECのAtermWM3500Rを使っていたくらい、NEC好きです。別に身内にNECがいるとかNECに務めているというわけではありません。
ネットワーク機器って、いくつか経験していくと「あのメーカーは絶対ダメ」「あのメーカーは信じられる!」のような、信仰にも似た感覚が生まれてきがちです。お仕事で触れた機器も含めて、トラブルの少なかったメーカーが私的にはNECです。◯ジテックとかタダでも使いたくない。…とか、ホント宗教みたいな感覚です。

Good

薄さ

先代の3800Rとくらべて顕著に違うのが薄さ。NAD11のカタログスペックでは8.2mmらしいです。3800Rも12.8mmということで別に分厚いわけではありませんが、さらに薄くなってしまいました。その分タテ・ヨコは109×65mmと、3800Rの89.6×52よりも大きくなってはいます。3800Rはフリスクを大きくした感じでしたが、NAD11はカードを厚くした感じ?
結果として、カバンに入れて持ち運ぶ際の収まりは良くなったと感じます。ブリーフケースなんかですと特に、普段ティッシュしかいれないようなポケットに厚みを出すことなく収められます。ちょっとスマート。

電池持ち

NAD11はカタログスペックでWimaxだと10.5時間、3800Rは8時間なのですが、体感ではスペック以上の差を感じています。
3800Rはだいたい半日使うと充電が必要な感覚でしたが、NAD11は半日の作業が終わった時点でまだ50%以上残量があります。こんなに薄くなったのにねぇと、親のような目線で素直に感心してしまいます。
…とは言え、1年間使い倒して劣化した3800Rと、まだ使いはじめのNAD11の体感ですので、話半分くらいで聞いてください。また、私の住んでいる場所がWimax2圏外で、まだWimaxでしか使えていません。NAD11はWimax2:7.0時間、Wimax:10.5時間と、Wimax2にした場合には動作時間に結構な違いがありますので、その辺は念頭においてください。

5GHz帯対応

Wi-Fiが最新のac規格をはじめ、5GHz帯に対応しています。
PCを開いている人が多い店ですとか、人がいなくてもムダに携帯各社の電波が飛び交っている繁華街の店などでは、快適さが段違いです。ブツブツとぎれたり、やたら遅くなったり…というのが避けられます。気にしている人はあまりいない印象ではありますが…大きい利点だと思います。

Bad

ロングライフ充電の廃止

3800Rにあったロングライフ充電の機能がなくなっています。 バッテリーの充電を70%にとどめてバッテリーの長持ちを図る機能なのですが、NAD11には設定項目がありませんでした。…意味ないと判明した?とかだったらいいのですが。「おまじない」としてはステキな機能だっただけに、ちょっと惜しいです。

クレードルに載せている間はなかなか熱くなります。
充電せずに通信だけしているときには熱くなりませんので、充電中特有のものらしいです。もちろん一般的に充電中は熱をもつもんだということは解っていますが、やたら薄いこともあり、夏真っ盛りには大丈夫だろうかという不安は若干あります。

2年縛り

…端末関係ない。はい。
多くの人が選ぶであろう定額使い放題のプランが、私の調べた限りではどのプロバイダでも2年縛りしか選択肢がなかったです。Wimax2以前は1年でやっているプロバイダも結構あったのですが。何か方針の転換なんでしょうかね。残念。

雑感

3800Rで満足していたのですが、NAD11にも満足しています。
夏に安定して動いてくれるか…というのはこれからですが。NECさんならやれるはずや(信仰)。

余談ながら3800Rのときから思っているのですが、私のようにインターネット回線をWimaxだけにしている者的には、クレードルに載せるとWimax接続は維持しつつWi-Fi電波を停止するような機能が欲しいのですが、できませんかね?(NECの人聞こえますか〜)
まったく逆のことを実現するっぽいアクセスポイントモードという機能がついているのがムダにくやしくてしょうがないですw

2014/07/01

AppleユーザのAndroidデビュー記




今さらながら、Nexus7 2013を手に入れました。

iPhone、iPad、Macと、いつのまにかApple製品に囲まれてしまっているので、Androidに宗旨変えするつもりもなかったわけですが、契約更新がきたwimaxの乗り換え先を探していたところ、nifty wimaxのキャンペーンを見つけて飛びついてしまいました。NECのWimax2端末 + Nexus7。いい感じじゃないか。(niftyのページを改めて見たところ、セットのタブレットがAsus MemoPadに変更になったみたいです。)

そんなわけで、私的に初めてのAndroidにして、初めての7インチタブレットの感想です。

Good


動作・レスポンスの速さ

手持ちの端末がiPad2・iPhone4と古かったせいもあり、動作の快適さは感動ですらあります。動作も今のところ安定しています。ゲームもグリグリ動きます。
これは単純にCPUの進化かと思いますが、隔世の感があります。

学習コストの低さ

それほど抵抗もなく、簡単に操作に馴染めました。比べるようなもんではないかもしれませんが、Windows→Macに比べるとホントに抵抗は小さかったです。

調べなければわからなかったのは2点。
まず、キーボードの切り替え。
私は小さい画面でもテンキーではなくqwerty配列を使いたいのですが、デフォルトのテンキー表示からqwerty表示への切り替えがiOSとはまったく違っており、解らなかったです。「文字」ボタン長押しで設定。覚えてしまえばどうということもないんですが。電源ONでいきなり操作するインタフェースだけに、直感的にポンポンいじる中で出現して欲しかったところです。

加えて、アプリのアンインストールの方法。
対象アプリのアイコンを長押しして、アイコンをプルプルさせるまではiOSと同じ。ですが、そこから「アンインストール」という文字列にドラッグアンドドロップ。この感覚はiOSには無いと思います。新鮮。
プルプル状態から必死で「アンインストール」文字列を押そうとしたのは私だけでは無いはず…。

パフォーマンスの高さ

これまでiPad2などでは再生できなかった動画も難なく再生してくれます。
地デジクオリティのmpeg2-tsが、smbマウントしてからでもDLNAでもそのまま再生できました。シークも問題なし。再生できるよ〜という話は聞いていたもののちょっと感動。タブレットでやりたいことのうち、動画再生がいちばんパフォーマンスを要求するものでしたので、晴れて「全クリアー」感があります。

ハードウェア仕様

5GHz帯のWi-Fiに対応している点とステレオスピーカーな点が、とても好印象です。

Wi-Fiは、おそらく前述の快適な動画再生にも影響していると思います。私の住む集合住宅は、とにかく意味不明なほど2.4GHzのWi-Fi電波がとびかっていて、チャンネル指定で調整して回避できるレベルじゃないですのです。5GHz重要。
また、画面を横にした時に両側に来るように配置されたスピーカーからは、期待以上にステレオ感が感じられました。動画見るには画面はちょっと小さい気もするのですが、こういうところで期待を裏切られるのはうれしいです。

7インチの手ごろ感

電子書籍を読む場合やゲームをする場合は10インチよりも7インチのほうがしっくり来ました。本としては文庫本や新書のサイズ感に近く、ゲーム機としてはPSPくらいで、何かとやりやすいサイズです。私の視力がいいだけかもしれませんけど、A4サイズの書類をPDF化したデータも思いのほかフツーに読めました。

唯一サイズ不足を感じたのは、2人で動画を見るとき。…7インチタブでやることじゃないですね。はい。
もし私が学生なら、もう7インチタブレットにnasneとか買っておけば、テレビも買わずに済ませられる気がします。

Bad


Apple世界の呪縛

ほとんどのアプリはiOSと同じものがAndroidでも出ており、あまり違和感なく使えたのですが、代替の利かないのがApple純正の機能やアプリです。

まわりにiPhoneユーザーが多いお陰でiMessageやFacetimeを使うことが多いですし、妻とリマインダの共有などもしており、なんか置き換えしづらいです。音楽関連も。iTunes Matchにどっぷり浸かりはじめていますし、なによりもAirPlay目当てで買って便利に使っているオーディオがありますので、このへんも外せません。…そうなると、このサイズ感欲しさにiPad miniが欲しくなってくるわけですが。

こういうのが、いわゆるエコシステムの恐ろしさであり、メーカーの意図するところでもあるんでしょうね。

まぶしい

….輝度最低にしても、まだ明るい。暗いところではちょっとまぶしいレベル。バックライトの劣化を待つしか無いのかしら。

雑感


今のところ、「Androidでなきゃ」とか「iOSでなきゃ」というのは感じられません。
rootとったり脱獄したりとかしていけばお話は別なんでしょうけど、フツーに使っている分には「Androidは自由だ」とか「iOSは縛られている」ってのも何も感じません。Androidの大きなメリットにあげられるウィジットも便利は便利なのですが、iOSも通知やコントロールセンターが充実してきましたので、どちらでも構わない気がします。

実は家にいるときには、iPhoneよりもNexus7を触っていることのほうが多くなりました。 iPad2を買った時にはそんなことはなかったですので、7インチくらいのサイズはパーソナルユースには最適なサイズ感なのかもしれません。

特に変わったと感じるのがニュースの読み方です。
feedlyを日常的に使っていますが、iPhone主体で使っているときは興味のある記事はPocketに送ってからPCで詳しく読むようにしていました。見出しだけならともかく、全文をiPhoneの小さい画面で読むのは、つらかったためです。
Nexus7ですと、そのままfeedlyで全文を抵抗なく読めてしまいますので、一手間無くなった感じです。これも、Nexus7というよりは7インチというサイズのメリットなので、もしiPad miniがあったなら、どちらを気に入るのか...というのはまた別のお話ですが。

端末自体を迷われている方には間違いなくオススメできる機械だと思います。….いまさらですけども。

2014/05/09

iTunes Match 体験記というかレビューというか



とうとう日本でもはじまったiTunes Matchですが、私にしては珍しくサービスイン間もないこんな時期に使用開始してしまいましたので、雑感です。

セットアップ

具体的な手順はほかにゆずるとして(…っていうか直感でできるレベルだと思いますが)いざセットアップ処理が始まると…ウワサ通り処理が進みません。ちまたで話題、というより阿鼻叫喚になっている通り、明らかに固まってるんじゃないの?って状態になります。ちょこっと調べてみると、世の中で出回っている対応オプションは3つ。
  1. iTunesの再起動
  2. いったんiTunes Matchを停止して、メニュー[Store]→[サインアウト]でサインアウトしてからログインしなおし、再びiTunes MatchをONにしてコンピューターを認証させる
  3. いったんiTunes Matchを停止して、メニュー[Store]→[iTunes Matchをアップデート](「更新」って表示されてる場合もあるようです)でアップデート
もちろん全部試しましたが、どれをやったところで進むときは進むし、進まない時は進まない。結局は全部同じような処理が走っているように見えます。振り返ると一番ライトな、3.の「アップデート」を繰り返すだけで良かったんじゃないかなと思います。
また、固まっているようにみえても、ホントに処理が遅いだけの場合もありますので要注意です。曲のアップロードなんかはホントに遅い。要忍耐。

これまた実感でしかありませんが、どのオプションを取るかよりも、実行する時間帯のほうが重要な要素だった気がします。夜は固まって、朝方は進む印象。...ホント実感でしかないんですけど。
この実感がホントなら、つまりはマッチングに使っているサーバーが混んでるだけなのかもしれません。もしそうなら、Appleがオフィシャルに「ちょっと待って」とか発表してくれるだけでもずいぶんと事態は好転しそうなんですが…(そういうネガティブなことはなかなか認めないのがAppleの常ですよねぇ…。)

この点はUSのサービスインから3年近くの余裕があったとは思えない事態です。フツーは2、3年もあれば大方の障害は修正されていて当然なわけです。
日本のユーザーが想定外に多かったのか、先行国でも同様に発生していたが、マッチング処理が殺到するサービスイン直後だけの話なので放置されていたのか。
なんにせよ3年間で修正されてないってことは、このまま放置されつつ、遅いながらも処理はよちよち進むのでマッチング完了していない人が自然減(?)していくに任せられそうな気がしなくもないです。イライラしたくない方は、あと1ヶ月くらい様子を見てみてもいいかもしれません。

マッチング結果

私のライブラリは5000曲/40GB程度です。このうち「マッチ」したのが3000曲程度、マッチせず「アップロード」されたのが2000曲程度。これが多いのか少ないのかは…あまり公開している記事などを見つけられなかったので不明でが、昔テキトーにエンコードしたMP3があるので、個人的にはもうちょっとマッチして欲しかったです。

同じアルバム内でもマッチングしたものとしないものが混在していたりするので、どうやらタグ情報ではなく、一曲一曲の波形やリズムを解析して判断しているというウワサは正しそうな印象です。BeatlesやOasis、Blurのようなメジャーどころも、曲によってはマッチングしてなかったりします。またiTunes Storeで販売されていてもマッチしない曲も多々あります。この辺はエンコードの状態と運次第な気がします。

iPhoneでの使用感

買い替えの時期を逃し続けて、私のiPhoneはまだiPhone4だったりします。つまり、LTEではなく、まだ3G通信なわけです。そんな環境でもiTunes Matchのストリーミング再生は期待以上に快適でした。(きっとマッチングとは違うサーバーなんでしょうね…)

1曲を選んでストリーミングすると、曲が流れるまでに3秒くらいの待ち時間はありますが、プレイリストをそのまま連続で流せば、先読みしているようで、ほぼ待ち時間もなく聴けました。これまでのところ再生が始まってしまえば、曲の途中で途切れたりすることもありません。電車やクルマなどでの高速移動中はまだ試せていませんが、ストリーミングではなくiPhone上にダウンロードしておくこともできるので、どちらにしろ対策はできます。

この使用感ですと音楽を大量に持ち歩いているような方は、iPhoneのモデルを32GB→16GBのように下げてしまって問題ないんじゃなかろうかという気がします。iPadやMacに大量に曲を入れている場合は、ストレージ容量が少ないモデルで十分になるかもしれないです。そう考えると、年間3980円の評価は変わってくるかもしれませんね。
ただし、LTE通信は月7GBの制限が付いている場合が多いので、ストリーミングだけで使い倒すのも考慮しなければいけない点ではあります。(…そう考えると、制限なし3G通信できるiPhone4がいまさら熱かったりして!?)

Macでの使用感

家には2台のMacがあるのですが、片方はストレージ容量128GBのMacBook Airです。こちらはSSDの容量が小さいので、iTunesをほぼ使っていませんでした。
iTunes Matchで、そのMacBook Airでも音楽がフルに聴けるようになりました。MacBook Airをいじっていることが多いので、私にはiPhoneよりもこちらでの恩恵の方が大きくなりそうです。

新規にライブラリを作ってiTunes MatchをONにすると、すべての曲がストリーミング再生できるようになります。この状態のまま、つまり曲を一切ダウンロードせずにストリーミングで使うと、iTunesライブラリのサイズは300MB程度ですので、貧乏ストレージでも大丈夫です。

雑感 - iPhoneとPCの決別?

iPhoneは、だんだんとPC無しで使えるようになってきた経緯があるわけですが、iTunes Matchは決定打になっている気がします。iTunes上にいわゆる「フルバックアップ」をとることくらいしか、PCとiPhoneが紐付いている意義がなくなったんじゃないでしょうか。
今のiPhoneですと、最低限のバックアップはiCloud上に直接とれますので、iPhoneとPCを接続するのは、ホントに音楽を移す時くらいになっていました。iTunes Matchは、それすら必要なくなってしまいます。

こうなると、iTunesの位置付け自体が変わっていくかもしれません。もうクラウドのインタフェースとして機能してくれればいいので…変なデータをダウンロードさせるなよって気にすらなります。さらに一般的になっていけば、Macのコンシューマー向けはすべてをクラウドに置くChrome Bookのような感じで十分になっていくかもしれませんね。

不満点

セットアップは…まぁ言わずもがな。

まずは、タグ情報が…良くも悪くも従来のユーザ側の情報が引き継がれていくようです。(あまりちゃんと確認はしていないので、ちょっと自信ないですけんども。。)
これまでも、めちゃくちゃなまま放置しつつ使ってきたので、そこまで気にしないのですが、せっかくなのでiTunes Storeとかでオーソライズされた情報がバシッと入って欲しいと思うのは私だけでしょうか。ジャンルが、もう混沌としすぎて修正する気にもならんw

あとは、家族との共有です。Appleの製品群って、独身のギークがひとりで使う分には快適な風に設計されていると思うのですが、家族で使うとなるとなかなか障害が多いです。私と妻とで、同じ曲を買わねばならんのかい?みたいな状況になったりする。iTunes Matchも、2人とも申し込む必要があるのかコレ?
先行しているUSの人も悩んでいるハズ!ということで、英語で調べてみると...悩んでるぞって情報はあるのですが…決定打はやはり見付けられませんでした。
家族で共有するためのIDを作って、iTunesでは全部それを使う。iCloud用はフツーに家族で分けておく。という人がいて、一番現実的でしっくりする解決法ではありました。ですが…これまでに個別のIDで買い物しまくってると、なかなかやりづらいですよね…。なんとかならんでしょうかね。

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