新機能が続々! 「今すぐ寄付」ボタン、自動再生される動画広告などが登場
本連載の特徴 「Facebookの仕様がまた変わっている!」「いつの間にこんな機能が?」……そんなWeb担当者をフォローすべく、最新のFacebookネタを厳選して紹介していく(月1回連載)。
記事内容のポイントをまとめたPowerPointファイルは、自由に転載・コピー・共有・配布できます。会議の資料として、社内の勉強会で、部内の情報共有に、ぜひご自由にお使いください。
※PowerPointファイルの最終ページに記載されている「利用上の注意」に従ってください。
全11ページ/2MB
- ニュース記事のリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムが変更
- 非営利団体向け「今すぐ寄付」ボタンが提供開始に
- マーケッター向けガイド「Facebook for business」がグローバル対応
- デスクトップへの展開も視野に、動画の自動再生広告がテスト中
- 投稿ネタTIPS 「1月の投稿」
ネタ1ニュース記事のリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムが変更
ユーザーがニュースフィードにアクセスした際(特にスマートフォンからの場合)に、ニュース記事へのリンクがより多く表示されるようにアルゴリズムを変更することを、Facebookは12月2日に発表しました。
アルゴリズム変更の概要
ユーザーがニュースフィードにアクセスしたその時点に世の中で話題になっているイベントやスポーツなど、人々の関心を惹くニュース性の高い記事へのリンク投稿が、多く表示されるようになります。
ニュース記事へのリンク投稿をクリックすると、関連する記事が最大3件表示されるようです。
また、新しくコメントが付いたニュース記事へのリンク投稿は、ニュースフィードに再表示されます。これは、「Facebook上での会話が途絶えないようにするのが目的
」とのことです。
なお現状では、日本での対応および今後の展開などの詳細は不明です。
Facebookによる見解
1年前と比較し、Facebook上で紹介されたメディアサイトへのトラフィック平均値は170%増加しており、多くのユーザーがFacebookでニュース記事を楽しんでいるとFacebookは述べています。
また、「高品質のコンテンツに寄与するものは何か、そして携帯端末で、どの程度ニュースフィードから記事がクリックされているのか、これまで以上に注意を払う
」と言及しています。
- 参照元: News Feed FYI: Helping You Find More News to Talk About(Facebook Newsroom)
ネタ2非営利団体向け「今すぐ寄付」ボタンが提供開始に
Facebookは12月15日、米国にて一部の非営利団体向けに、「Donate Now(今すぐ寄付)」ボタンの提供を開始したことを発表しました。
機能の概要
「今すぐ寄付」ボタンは、Facebookページ上部とニュースフィードに流れる投稿の末尾に配置されるボタンです。ユーザーがボタンを押すと、クレジットカード決済を介して、特定の非営利団体に対する寄付が行えます。
現時点では、以下の米国の一部非営利団体に提供しています。日本での展開や今後のスケジュールなどは未定です。
- Oxfam AmericaDonors Choose
- Water.org
- Boys & Girls Clubs of America
- American Cancer Society
- UNICEF
- The Red Cross
- など
導入のきっかけ
Facebookは、2013年のフィリピン台風をきっかけに、「世界中の人々が、赤十字の救援活動を支援できるように」との思いから、国際赤十字連盟と提携し、その後、この取り組みに対する人々の反応に感銘を受け「今すぐ寄付」ボタンの提供に踏み切ったとしています。
同機能に興味がある団体は
Facebookヘルプセンターのフォーム「Donate: Nonprofit Interest Form」より、提携申請ができます。
- 参照元: Donate to Nonprofits Through Facebook(Facebook Newsroom)
ネタ3マーケッター向けガイド「Facebook for business」がグローバル対応
Facebookは12月6日、Facebookがマーケティングに関するニュースや情報を発信するサイト「Facebook for business(Facebookビジネス)」がグローバル対応したことを発表しました。日本語を含む11言語に対応するようになりました。
Facebook for businessの概要
マーケッター向けに、最新ニュースや情報配信を目的としたサイトです。2013年の開設当初は英語のみの展開でしたが、現在では、以下の11言語に対応しています。
- 日本語
- 韓国語
- 中国語(繁体)
- 中国語(簡体)
- 英語(英国)
- ドイツ語
- フランス語
- スペイン語(欧州)
- イタリア語
- ポルトガル語(ブラジル)
- スペイン語(南米)
Facebook for businessのコンテンツ
主なコンテンツをいくつかご紹介します。参考にしてください。
スタートガイド
https://www.facebook.com/business/goalsFacebookのマーケティング活用入門者向けに、概要がまとまっています。まずは目的の確認からということで、目的別に活用法を紹介しています。
- 来店による販売の促進
- オンライン販売の拡大
- 新製品の発売
- 認知度の向上
- アプリを宣伝
成功事例
https://www.facebook.com/business/successFacebookのマーケティングの成功事例を多数紹介しています。スタートガイド同様、さまざまなカテゴリ分けがされており、自社にあった事例を探しやすい構成となっています。
- 事業規模
- 目的
- 業種
- 製品
- 地域
- ニュース
https://www.facebook.com/business/news以下のカテゴリ別にFacebookマーケティングに関する最新情報を紹介しています。
- 中小ビジネス
- ブランド/エージェンシー
- プロダクトニュース
ネタ4デスクトップへの展開も視野に、動画の自動再生広告がテスト中
Facebookは12月17日、ニュースフィードで動画が自動再生される広告をテストしていることを公表しました。
同広告の前提
Facebookは9月に、モバイルアプリ限定で動画の自動再生テストを実施しました。その結果、動画投稿の視聴、いいね!やコメントシェアが10%増加。動画投稿がエンゲージメントにつながる良質な体験であると判断し、今回のテストに進みました。
- 参照元: 企業のFacebook活用率は81.6%など300社調査結果、シェアの画像が巨大化など(Web担過去記事)
動画の自動再生広告の概要
ニュースフィードに動画が流れると、初めは無音で再生されます。
動画の中央をタップすると、全画面表示に切り替わり音声が流れます。
ふたたび動画の中央をタップすると、一時停止となります。
画面右上の「Done」ボタンをタップすると、元のニュースフィード表示に切り替わります。
ニュースフィードに戻ると、同広告主が投稿した(と思われる)動画が複数表示されます。
今後の展開
2013年12月時点では、一部のユーザーが対象となっており、デスクトップPCおよびモバイルで表示されます。日本での展開を含めた詳細については不明です。
- 参照元: Testing a New Way to Watch Promoted Videos in News Feed(Facebook Newsroom)
ネタ5投稿ネタTIPS 「1月の投稿」
新しい一年がスタート! お正月が終わっても1月にはいろいろなイベントがありますね。今回は1月のイベントをテーマにした投稿をいくつかご紹介します。
『そのまま会議に出せる!Facebookネタ』連載16回目でしたが、いかがでしたでしょうか? 本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
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