無記名式のSuicaとPASMO 3月1日販売再開へ 半導体不足解消で

交通系ICカードのSuicaとPASMOの無記名式のカードの販売が3月1日から再開されることになりました。世界的な半導体不足を理由におととし6月から販売を停止していましたが、影響は解消されたということです。

JR東日本や首都圏の私鉄などでつくるPASMO協議会などは、SuicaとPASMOの無記名式のカードの販売を来月1日から再開すると発表しました。

SuicaとPASMOの新規発行は、世界的な半導体不足でICチップの入手が困難になったことから、2023年、定期券などを除いて原則停止されました。

その後、世界的な半導体不足が解消し、一定量の在庫を確保できるようになったことから、2024年9月、名前などの個人情報をひも付けた記名式のカードの販売が再開されていました。

今回、残された無記名式のカードの販売も再開されるようになり、すべての種類のSuicaとPASMOが購入できるようになります。

JR東日本は「お客様にはご不便やご迷惑をおかけしていましたが、今後、安定提供を継続できるよう取り組んでいきたい」とコメントしています。