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COLUMN

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  1. はじめまして
  2. 新しいバイオ
  3. 体験版
  4. ピアノ
  5. 発想のいきさつ
  6. モンスターご紹介
  7. BGM
  8. モーション
  9. 背景
  10. シナリオの話
  11. ミッション制
  12. ストーリー
  13. マスターアップ!
  14. 「見所」
  15. 「戦闘」
  16. 「演出」
  17. ファイナル
9.背景
デビルの開発当初から、僕は「今回の背景はフルポリゴンで行こう」と考えていました。一枚絵のクオリティよりも、カメラの動きが必要だったからですが、実際にフルポリゴンの背景が出来上がってくると欲が出てきて、「え〜…バイオの方が絵がキレイだったじゃん!」と背景スタッフに無理難題を。

背景制作の指揮をとっていたのは、バイオ2でも一緒に仕事をした田崎淳也(通称ジュニア)です。彼を中心にフルポリゴンならではの技術を模索し、レンダリングしたCGに引けを取らない背景が実現すると、今度はそのクオリティを維持するために、更に大量のテクスチャ素材が必要になってきました。

そこで計画されたのが、素材収集のための取材旅行。ゴシック調の彫刻物や、風化して苔むしたリアルな(というか本物の)レンガの壁、石畳、扉などを写真に収めるため、イギリス・スペイン11日間の旅に出ました。

“旅行”と聞いてうらやましく思う人もいるかもしれませんが、スペイン国内を超特急に乗って、一日で東京・大阪間の距離を往復するような、とんでもない強行軍だったのです。しかし苦労の末に手に入れた素材、そしてヨーロッパの空気に触れた経験は、ゲームにすばらしい効果をもたらしたと思います。
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イラスト:神谷 英樹




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