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サブスタンス (2024):映画短評サブスタンス (2024)

2025年5月16日公開 142分

サブスタンス
(C) The Match Factory

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 5

森 直人
人間という“自然”からの壮絶な反撃

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

監督と共闘する形で、各々の“女性の監獄”をぶち破る体当たりの快演/怪演を見せた『ベイビーガール』のN・キッドマンと本作のD・ムーアは双璧だ。また前者の先行例がヴァーホーヴェンだとしたら、本作の主な参照先は『TITANE』と同じくクローネンバーグ。ボディホラーの造形法で若さと美貌への過剰な執着という病理を扱いグロテスクな可視化を極めた。

旧来の定型的な美の領域ではいまAIが人間の仕事を侵略しつつある。本作は生身の俳優が捨て身で行った人間性の抵抗の歌でもある。物語の原型は『ドリアン・グレイの肖像』だろうが、エイジングを業界に問う主人公エリザベスは『サンセット大通り』のノーマの現在形とも言えよう。

この短評にはネタバレを含んでいます
斉藤 博昭
若さと美の追求→キワモノ的狂気の快感に溺れ完全に理性を失う

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

間違いなく2024年の「最怪作」。人気スターながら年齢と共にキャリアが危うくなる主人公のリアルを、完璧な演出で見せたオープニングから完全没入。主人公が若さを取り戻すために試す「処方」の怪しさ、美術を含めた映像全体のスタイリッシュさ&エグさ、音楽のノリの良さ、すべてが一体化し、不思議の迷宮に入り込んでいくのは『ブラック・スワン』に近いかも。
何となく察しがつく後半も、デミ・ムーアのリミッター外した怪演とともに、予想をはるかに上回るトンデモ展開に唖然&呆然。
若さと美への執着の哀しさがわかりやすく貫かれているので、ホラーながらテーマが心の奥底に突き刺さってきて怖い! そして面白い! これこそ映画!

この短評にはネタバレを含んでいます
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