- S&P500種指数は3月12日、米国のインフレ懸念が和らいだことで、+0.49%上昇した。
- 多くのオルカン型ファンドが追随するMSCI ACWI指数も、米国市場に連動して、+0.05%上昇している。
- だが、トランプ政権が鉄鋼とアルミニウムに対する25%の関税を発動したため、13日以降の株価に大きく影響を与えそうだ。
S&P500連動型・オルカン型ファンドの最新状況は、やや上向き。
S&P500指数は2025年3月12日、前日比0.49%上昇し、5,599.30ドルで取引を終えた。2月の米国消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、インフレ懸念が和らいだことが上昇要因と言える。しかし、貿易政策の先行き不透明感が依然として市場の重しとなっているようだ。
主要なS&P500連動型ファンド(25/03/12 現在) | 基準価額 | 前日比 |
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29,925円 | +57円(+0.19%) | |
27,374円 | +34円 (+0.12%) | |
13,319 円 | +26 円(+0.2%) |
また、MSCI ACWI(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)指数も同様に微増。米国市場に追随し、欧州市場も上昇基調となったことが要因のひとつといえる。その一方、新興国市場は貿易政策の先行き不透明感から慎重な動きとなった。
主要なオルカン型ファンド(25/03/12 現在) | 基準価額 | 前日比 |
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25,239円 | +72円(+0.29%) | |
23,514円 | +118円 (+0.5%) | |
13,019 円 | +38 円(+0.29%) |
S&P500指数やMSCI ACWI指数を算出する米国市場の取引時間は、現地時間で9時30分から16時までだ。日本時間では23時30分から翌6時となるため、インデックスファンドの基準価額も1日に1回、朝に更新される。