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ローディング画像
青柳晃洋 森井翔太郎
鈴木誠也 前田健太
ダルビッシュ有 吉田正尚
大谷翔平 菅野智之
山本由伸 佐々木朗希
今永昇太 千賀滉大
菊池雄星 松井裕樹
藤浪晋太郎 小笠原慎之介

メジャーリーガーずかん これだけでわかる!

ダルビッシュ有
山本由伸
前田健太
大谷翔平
菊池雄星
藤浪晋太郎
藤浪晋太郎
藤浪晋太郎

メジャーリーガーずかん これだけでわかる!

鈴木誠也
松井裕樹
今永昇太
吉田正尚
千賀滉大
上沢直之
上沢直之
上沢直之

史上初の「50-50」となる54本塁打、59盗塁に加え、ワールドシリーズ制覇とドジャース・大谷翔平の快進撃が日本中を沸かせた2024年の大リーグ。今季は、大谷の二刀流復活に加え、「令和の怪物」佐々木朗希が海を渡り、カブスとの開幕戦が東京で開催されるなど、注目が高まる。さらに、巨人でリーグMVPを3度受賞した菅野智之らが新たに移籍。楽しみは尽きない。世界の猛者に挑む16人の侍を紹介する。

選手紹介
PLAYERS

大谷翔平 Shohei OTANI
二刀流 大谷翔平

1994年7月5日生まれ
岩手・花巻東高 – 日本ハム – エンゼルス – ドジャース

総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)でドジャースと10年契約を結んだ昨季、前人未踏の「50本塁打、50盗塁」をマーク。右肘の手術の影響で二刀流は封印したが、打率3割1分、130打点と打撃3部門と盗塁で自己ベストを大きく更新し、チームの優勝の立役者になった。そして指名打者としては初めてリーグ最優秀選手を獲得。リーグをまたぐ2年連続、しかも3度目の満票と異例尽くしだった。
今季のキャンプでは150キロ超えの直球を力強く投げ込み、投手復帰へ向けて順調な回復ぶりをアピール。二刀流でワールドシリーズ連覇に挑戦するスターはまずは、日本のファンの前で今季のスタートを切る。

今季期待される主な記録

  • 日米通算300本塁打(あと27)
  • メジャー通算1000安打(あと122)
  • 日米通算800打点(あと67)
  • メジャー通算50勝(あと12)
大谷翔平

1994年7月5日生まれ
岩手・花巻東高 – 日本ハム – エンゼルス – ドジャース

総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)でドジャースと10年契約を結んだ昨季、前人未踏の「50本塁打、50盗塁」をマーク。右肘の手術の影響で二刀流は封印したが、打率3割1分、130打点と打撃3部門と盗塁で自己ベストを大きく更新し、チームの優勝の立役者になった。そして指名打者としては初めてリーグ最優秀選手を獲得。リーグをまたぐ2年連続、しかも3度目の満票と異例尽くしだった。
今季のキャンプでは150キロ超えの直球を力強く投げ込み、投手復帰へ向けて順調な回復ぶりをアピール。二刀流でワールドシリーズ連覇に挑戦するスターはまずは、日本のファンの前で今季のスタートを切る。

今季期待される主な記録

  • 日米通算300本塁打(あと27)
  • メジャー通算1000安打(あと122)
  • 日米通算800打点(あと67)
  • メジャー通算50勝(あと12)
投手 山本由伸

1998年8月17日生まれ
宮崎・都城高 – オリックス – ドジャース

日本で3年連続「投手4冠」を達成した右腕は、メジャー1年目から実力の片りんを見せた。特に輝きを放ったのはプレーオフ。地区シリーズ最終第5戦では、5回無失点の快投でダルビッシュとの投げ合いを制した。ワールドシリーズでも第2戦に先発すると七回途中1失点と期待に応えた。レギュラシーズンは、肩の故障があり、7勝にとどまったが、世界一に大きく貢献した。
12年3億2500万ドル(当時のレートで約463億円)という投手史上最高額で移籍した右腕は、当然のように東京での開幕戦を任された。「去年はいろんな配慮をしていただいて、何とかシーズンを送れた。今年は軸として回れるように頑張りたい」。単なる開幕投手で終わるつもりはない。

今季期待される主な記録

  • 日米通算1000回登板(あと13)
山本由伸 Yoshinobu YAMAMOTO
山本由伸

1998年8月17日生まれ
宮崎・都城高 – オリックス – ドジャース

日本で3年連続「投手4冠」を達成した右腕は、メジャー1年目から実力の片りんを見せた。特に輝きを放ったのはプレーオフ。地区シリーズ最終第5戦では、5回無失点の快投でダルビッシュとの投げ合いを制した。ワールドシリーズでも第2戦に先発すると七回途中1失点と期待に応えた。レギュラシーズンは、肩の故障があり、7勝にとどまったが、世界一に大きく貢献した。
12年3億2500万ドル(当時のレートで約463億円)という投手史上最高額で移籍した右腕は、当然のように東京での開幕戦を任された。「去年はいろんな配慮をしていただいて、何とかシーズンを送れた。今年は軸として回れるように頑張りたい」。単なる開幕投手で終わるつもりはない。

今季期待される主な記録

  • 日米通算1000回登板(あと13)
佐々木朗希 Roki SASAKI
投手 佐々木朗希

2001年11月3日生まれ
岩手・大船渡高 – ロッテ – ドジャース(マイナー)

大谷に並ぶ日本人最速165キロの剛速球に、落差のあるスプリットは大リーガーをもうならせた。キャンプで球を受けたドジャースのベテラン捕手は「あんな球は見たことがない」と舌を巻いた。
高校時代から160キロをマークした「令和の怪物」は、プロ野球史上最年少の20歳で完全試合を達成。日本で一度も規定投球回をクリアしていないものの、潜在能力は米国でも極めて高い評価を受け、20以上の球団が獲得に名乗りを上げた。「自分の可能性を信じてくれる人たちのために前に進んでいきたい」と決意表明した背番号「11」。東京での開幕第2戦、そしてその先、野球の本場の強者に立ち向かっていく。

今季期待される主な記録

  • 日本人大リーガー1年目の最多勝ち星(16)
佐々木朗希

2001年11月3日生まれ
岩手・大船渡高 – ロッテ – ドジャース(マイナー)

大谷に並ぶ日本人最速165キロの剛速球に、落差のあるスプリットは大リーガーをもうならせた。キャンプで球を受けたドジャースのベテラン捕手は「あんな球は見たことがない」と舌を巻いた。
高校時代から160キロをマークした「令和の怪物」は、プロ野球史上最年少の20歳で完全試合を達成。日本で一度も規定投球回をクリアしていないものの、潜在能力は米国でも極めて高い評価を受け、20以上の球団が獲得に名乗りを上げた。「自分の可能性を信じてくれる人たちのために前に進んでいきたい」と決意表明した背番号「11」。東京での開幕第2戦、そしてその先、野球の本場の強者に立ち向かっていく。

今季期待される主な記録

  • 日本人大リーガー1年目の最多勝ち星(16)
投手 今永昇太

1993年9月1日生まれ
福岡・北筑高 – 駒沢大 – DeNA – カブス

メジャー1年目の昨季は、チーム最多の15勝を挙げ、防御率2・91と非の打ちどころのない成績で、オールスター戦にも選出された。今季、まずは東京での開幕投手という大役を担う。そのための準備に抜かりはない。「大リーグはいろんな国から選手が集まり、無差別の格闘技と同じような感覚。(体が)強くて損はない」とオフには体作りにも力を入れた。いわゆる2年目のジンクスについても、「2年目の余裕を持たないようにやりたい」と、慢心を戒める。威力十分の直球を持つ「投げる哲学者」が今季も好成績を上げられれば、惜しくも逃したプレーオフ進出も見えてくるはずだ。

今永昇太 Shota IMANAGA
今永昇太

1993年9月1日生まれ
福岡・北筑高 – 駒沢大 – DeNA – カブス

メジャー1年目の昨季は、チーム最多の15勝を挙げ、防御率2・91と非の打ちどころのない成績で、オールスター戦にも選出された。今季、まずは東京での開幕投手という大役を担う。そのための準備に抜かりはない。「大リーグはいろんな国から選手が集まり、無差別の格闘技と同じような感覚。(体が)強くて損はない」とオフには体作りにも力を入れた。いわゆる2年目のジンクスについても、「2年目の余裕を持たないようにやりたい」と、慢心を戒める。威力十分の直球を持つ「投げる哲学者」が今季も好成績を上げられれば、惜しくも逃したプレーオフ進出も見えてくるはずだ。

鈴木誠也 Seiya SUZUKI
外野手 鈴木誠也

1994年8月18日生まれ
東京・二松学舎大付高 – 広島 – カブス

昨季はチームトップでリーグ9位の打率2割8分3厘をマーク。日本人右打者として初の2年連続20本塁打をクリアし、長打率4割8分2厘はリーグ10位と堂々たる成績を残した。ただ、チームは移籍後3年連続でポストシーズンを逃し、鈴木も「自分が打ったとしても勝てなきゃ意味がない」と口にした。また、日本でゴールデングラブを5度受賞した守備では勝負どころでエラーもあり、指名打者での出場が多くなった。さらに今季は強打で名手のタッカーの加入でカウンセル監督もDHでの起用を明言している。攻守にわたる活躍でチームをプレーオフに導く――。そんなシーズンを目指し、まずは、東京ドームの観客の前でスタートを切る。

今季期待される主な記録

  • メジャー通算500安打(あと104)
  • 日米通算1500安打(あと167)
鈴木誠也

1994年8月18日生まれ
東京・二松学舎大付高 – 広島 – カブス

昨季はチームトップでリーグ9位の打率2割8分3厘をマーク。日本人右打者として初の2年連続20本塁打をクリアし、長打率4割8分2厘はリーグ10位と堂々たる成績を残した。ただ、チームは移籍後3年連続でポストシーズンを逃し、鈴木も「自分が打ったとしても勝てなきゃ意味がない」と口にした。また、日本でゴールデングラブを5度受賞した守備では勝負どころでエラーもあり、指名打者での出場が多くなった。さらに今季は強打で名手のタッカーの加入でカウンセル監督もDHでの起用を明言している。攻守にわたる活躍でチームをプレーオフに導く――。そんなシーズンを目指し、まずは、東京ドームの観客の前でスタートを切る。

今季期待される主な記録

  • メジャー通算500安打(あと104)
  • 日米通算1500安打(あと167)
投手 ダルビッシュ有

1986年8月16日生まれ
宮城・東北高 – 日本ハム – レンジャーズ – ドジャース – カブス – パドレス

大リーグ14年目となる大ベテラン。昨年は日本人3人目となる日米通算200勝の偉業を達成した。その後は左脚のけがもあり7勝にとどまったが、地区シリーズのドジャース戦で意地を見せた。多彩な変化球を駆使した頭脳的な投球を披露。大谷を6打数無安打3三振と完璧に抑えるなど、好投した。世界一に輝いた2023年のWBCでは、投球術を佐々木朗希ら若手に惜しみなく教えるなど、後輩思いの一面もある。「プロとして自分を改善していくのは一番大事」「年齢に負けて消えていくのは嫌なのでもがきたい」――。節目、節目で発する味のある言葉にも、プレー同様、注目だ。

今季期待される主な記録

  • 日本人最多のメジャー通算123勝(あと13)
ダルビッシュ有 Yu DARVISH
ダルビッシュ有

1986年8月16日生まれ
宮城・東北高 – 日本ハム – レンジャーズ – ドジャース – カブス – パドレス

大リーグ14年目となる大ベテラン。昨年は日本人3人目となる日米通算200勝の偉業を達成した。その後は左脚のけがもあり7勝にとどまったが、地区シリーズのドジャース戦で意地を見せた。多彩な変化球を駆使した頭脳的な投球を披露。大谷を6打数無安打3三振と完璧に抑えるなど、好投した。世界一に輝いた2023年のWBCでは、投球術を佐々木朗希ら若手に惜しみなく教えるなど、後輩思いの一面もある。「プロとして自分を改善していくのは一番大事」「年齢に負けて消えていくのは嫌なのでもがきたい」――。節目、節目で発する味のある言葉にも、プレー同様、注目だ。

今季期待される主な記録

  • 日本人最多のメジャー通算123勝(あと13)
松井裕樹 Yuki MATSUI
投手 松井裕樹

1995年10月30日生まれ
神奈川・桐光学園高 – 楽天 – パドレス

史上最年少の27歳5か月で200セーブを達成した楽天の守護神は、メジャー1年目から主にセットアッパーとして64試合に登板し、投球回を上回る69三振を奪った。「汚いマウンドで投げるのが仕事」とリリーフの役割への誇りを胸にソウルでのドジャース戦で開幕デビューを飾ると、6月7日からは12試合連続無失点を記録した。その一方、8、9月には失速。同じ左投げで途中加入のスコットらに出番を奪われる形になった。今季はそのスコットがドジャースに移籍した。1年目で得た自信と教訓をどう生かすか。ヒリヒリするような場面で身長1メートル74と小柄な左腕が躍動する姿が見られるか。20代最後のシーズンに注目だ。

今季期待される主な記録

  • 日米通算1000奪三振(あと71)
松井裕樹

1995年10月30日生まれ
神奈川・桐光学園高 – 楽天 – パドレス

史上最年少の27歳5か月で200セーブを達成した楽天の守護神は、メジャー1年目から主にセットアッパーとして64試合に登板し、投球回を上回る69三振を奪った。「汚いマウンドで投げるのが仕事」とリリーフの役割への誇りを胸にソウルでのドジャース戦で開幕デビューを飾ると、6月7日からは12試合連続無失点を記録した。その一方、8、9月には失速。同じ左投げで途中加入のスコットらに出番を奪われる形になった。今季はそのスコットがドジャースに移籍した。1年目で得た自信と教訓をどう生かすか。ヒリヒリするような場面で身長1メートル74と小柄な左腕が躍動する姿が見られるか。20代最後のシーズンに注目だ。

今季期待される主な記録

  • 日米通算1000奪三振(あと71)
投手 菊池雄星

1991年6月17日生まれ
岩手・花巻東高 – 西武 – マリナーズ – ブルージェイズ – アストロズ – エンゼルス

2019年に海を渡った左腕は、メジャー7年目の今季、エンゼルスに戦いの場を移した。昨季は、シーズン途中で、強豪アストロズに移籍。登板10試合でチームは9勝し、地区優勝に貢献した。データ活用を強みとするアストロズで、打者にいかにバットを振らせないかを意識した配球を学び、内外角、高低に丁寧に投げ分けた。シーズン奪三振は、メジャーで初めて200を超える206に達し、「野球は33歳からじゃないですか」と手ごたえを語った。新天地では開幕投手に指名されたほか、日本代表の井端弘和監督も来年のWBCでの侍入りにラブコールを送るなど、周囲の評価は上がるばかり。2014年を最後に、プレーオフから遠ざかるチームを、自らの手で浮上させられるか。

今季期待される主な記録

  • メジャー通算1000奪三振(あと163)
菊池雄星 Yusei KIKUCHI
菊池雄星

1991年6月17日生まれ
岩手・花巻東高 – 西武 – マリナーズ – ブルージェイズ – アストロズ – エンゼルス

2019年に海を渡った左腕は、メジャー7年目の今季、エンゼルスに戦いの場を移した。昨季は、シーズン途中で、強豪アストロズに移籍。登板10試合でチームは9勝し、地区優勝に貢献した。データ活用を強みとするアストロズで、打者にいかにバットを振らせないかを意識した配球を学び、内外角、高低に丁寧に投げ分けた。シーズン奪三振は、メジャーで初めて200を超える206に達し、「野球は33歳からじゃないですか」と手ごたえを語った。新天地では開幕投手に指名されたほか、日本代表の井端弘和監督も来年のWBCでの侍入りにラブコールを送るなど、周囲の評価は上がるばかり。2014年を最後に、プレーオフから遠ざかるチームを、自らの手で浮上させられるか。

今季期待される主な記録

  • メジャー通算1000奪三振(あと163)
千賀滉大 Kenta MAEDA
投手 千賀滉大

1993年1月30日生まれ
愛知・蒲郡高 – ソフトバンク – メッツ

12勝、防御率2・98、202奪三振とエース級の活躍を見せた1年目から一転、昨年は右肩や左脚の故障でリーグ戦の登板は1試合のみだった。ポストシーズンで電撃復帰し、リーグ優勝決定シリーズのドジャース戦でも先発を任されたが、活躍したとは言い難い。今季は同じナ・リーグ東地区にナショナルズの小笠原、フィリーズとマイナー契約を結んだ青柳が加わった。日本での成績は7年連続で2桁勝利を達成するなど、抜きんでている本格派右腕。代名詞の「お化けフォーク」を武器に、先輩の貫禄を示すような活躍でニューヨークの熱狂的なファンを沸かせられるか。

写真:AP

千賀滉大

1993年1月30日生まれ
愛知・蒲郡高 – ソフトバンク – メッツ

12勝、防御率2・98、202奪三振とエース級の活躍を見せた1年目から一転、昨年は右肩や左脚の故障でリーグ戦の登板は1試合のみだった。ポストシーズンで電撃復帰し、リーグ優勝決定シリーズのドジャース戦でも先発を任されたが、活躍したとは言い難い。今季は同じナ・リーグ東地区にナショナルズの小笠原、フィリーズとマイナー契約を結んだ青柳が加わった。日本での成績は7年連続で2桁勝利を達成するなど、抜きんでている本格派右腕。代名詞の「お化けフォーク」を武器に、先輩の貫禄を示すような活躍でニューヨークの熱狂的なファンを沸かせられるか。

写真:AP

投手 前田健太

1988年4月11日生まれ
大阪・PL学園高 – 広島 – ドジャース – ツインズ – タイガース

メジャー10年目の節目を迎える今季。再び先発の座を勝ち取り、存在感を発揮できるか、勝負のシーズンとなる。1年目でダルビッシュに並ぶ日本人ルーキーイヤー最多の16勝を挙げた。コロナ禍で短縮シーズンだった5年目の20年は、6勝1敗でサイ・ヤング賞の投票でア・リーグ2位に入る活躍を見せた。ただ、そこからは右肘の手術もあり、不本意なシーズンが続く。投手陣のリーダーとしての役割も期待された移籍1年目の昨季は3勝止まりで、プレーオフでは登録メンバー外となる悔しさを味わった。開幕直後に37歳になるマエケン。円熟の投球で再び輝きを放ちたい。

写真:USAトゥデー

今季期待される主な記録

  • メジャー通算1000回登板(あと21回3分の1)
前田健太 Kenta MAEDA
前田健太

1988年4月11日生まれ
大阪・PL学園高 – 広島 – ドジャース – ツインズ – タイガース

メジャー10年目の節目を迎える今季。再び先発の座を勝ち取り、存在感を発揮できるか、勝負のシーズンとなる。1年目でダルビッシュに並ぶ日本人ルーキーイヤー最多の16勝を挙げた。コロナ禍で短縮シーズンだった5年目の20年は、6勝1敗でサイ・ヤング賞の投票でア・リーグ2位に入る活躍を見せた。ただ、そこからは右肘の手術もあり、不本意なシーズンが続く。投手陣のリーダーとしての役割も期待された移籍1年目の昨季は3勝止まりで、プレーオフでは登録メンバー外となる悔しさを味わった。開幕直後に37歳になるマエケン。円熟の投球で再び輝きを放ちたい。

写真:USAトゥデー

今季期待される主な記録

  • メジャー通算1000回登板(あと21回3分の1)
吉田正尚 Masataka YOSHIDA
外野手 吉田正尚

1993年7月15日生まれ
福井・敦賀気比高 – 青山学院大 – オリックス – レッドソックス

日本時代に5年連続で打率3割2分以上をマークし、2度の首位打者を獲得したバットマンが勝負の3年目を迎える。優勝に貢献したWBCの勢いそのままに大活躍した1年目とは対照的に、昨季は出場108試合で規定打席数に届かなかった。我慢の時間が続いたが、「自分のスイングをするだけ」と平常心を維持すると、7、8月にはともに3割2分を超える打率を残すなど、本来のバットコントロールを見せた。シーズンオフには、右肩を手術。昨季は減った守備機会ばかりでなく、1割台に落ち込んだ対左投手の打率も本来の数字に戻せれば、活躍の場が増えるはずだ。背番号「7」の左打者が「復活」を期す。

写真:USAトゥデー

吉田正尚

1993年7月15日生まれ
福井・敦賀気比高 – 青山学院大 – オリックス – レッドソックス

日本時代に5年連続で打率3割2分以上をマークし、2度の首位打者を獲得したバットマンが勝負の3年目を迎える。優勝に貢献したWBCの勢いそのままに大活躍した1年目とは対照的に、昨季は出場108試合で規定打席数に届かなかった。我慢の時間が続いたが、「自分のスイングをするだけ」と平常心を維持すると、7、8月にはともに3割2分を超える打率を残すなど、本来のバットコントロールを見せた。シーズンオフには、右肩を手術。昨季は減った守備機会ばかりでなく、1割台に落ち込んだ対左投手の打率も本来の数字に戻せれば、活躍の場が増えるはずだ。背番号「7」の左打者が「復活」を期す。

写真:USAトゥデー

投手 菅野智之

1989年10月11日生まれ
神奈川・東海大相模高 - 東海大 - 巨人 - オリオールズ

35歳のベテランが、1年契約で大リーグに挑む。巨人時代は、原辰徳監督の下、1年目の2013年から2桁勝利を挙げると、17年から2年連続で沢村賞を獲得するなど、長くエースとしてチームを引っ張った。昨年は156回2/3を投げて四死球わずか「20」と制球力が光り、4度目の最多勝を獲得。長年の夢をたぐり寄せた。オールドルーキーとしての挑戦となるが「コントロールやコンビネーションに関しては米国でも勝負していける自信がある」と通算136勝右腕。プロ入りした際の自身や、巨人からオリオールズに移籍した上原浩治さんと同じ背番号「19」を背負い、新たな勝負に臨む。

今季期待される主な記録

  • 日本人大リーガー1年目の最多勝ち星(16)
菅野智之 Tomoyuki SUGANO
菅野智之

1989年10月11日生まれ
神奈川・東海大相模高 - 東海大 - 巨人 - オリオールズ

35歳のベテランが、1年契約で大リーグに挑む。巨人時代は、原辰徳監督の下、1年目の2013年から2桁勝利を挙げると、17年から2年連続で沢村賞を獲得するなど、長くエースとしてチームを引っ張った。昨年は156回2/3を投げて四死球わずか「20」と制球力が光り、4度目の最多勝を獲得。長年の夢をたぐり寄せた。オールドルーキーとしての挑戦となるが「コントロールやコンビネーションに関しては米国でも勝負していける自信がある」と通算136勝右腕。プロ入りした際の自身や、巨人からオリオールズに移籍した上原浩治さんと同じ背番号「19」を背負い、新たな勝負に臨む。

今季期待される主な記録

  • 日本人大リーガー1年目の最多勝ち星(16)
小笠原慎之介 Shinnosuke OGASAWARA
投手 小笠原慎之介

1997年10月8日生まれ
神奈川・東海大相模高 – 中日 – ナショナルズ

名門・東海大相模高を45年ぶりの夏の甲子園制覇に導いたドラフト1位左腕は、プロ1年目から登板し、2022年には10勝をマーク。ここ4年はいずれも規定投球回を上回るなど中日のローテーションの軸として奮闘した。ただ、2桁勝利は22年の1度のみ。防御率もその4年間で2点台は1度しかなかった。それでも中日は長年の貢献を評価し、メジャー挑戦を受け入れた。ナショナルズは、首都ワシントンDCを本拠地とするチームだが、日本になじみが深いとは言い難い。新しい環境で心機一転、大活躍を見せ、自身もチームも新たなステージに立ちたいところだ。

写真:時事

今季期待される主な記録

  • 日本人大リーガー1年目の最多勝ち星(16)
小笠原慎之介

1997年10月8日生まれ
神奈川・東海大相模高 – 中日 – ナショナルズ

名門・東海大相模高を45年ぶりの夏の甲子園制覇に導いたドラフト1位左腕は、プロ1年目から登板し、2022年には10勝をマーク。ここ4年はいずれも規定投球回を上回るなど中日のローテーションの軸として奮闘した。ただ、2桁勝利は22年の1度のみ。防御率もその4年間で2点台は1度しかなかった。それでも中日は長年の貢献を評価し、メジャー挑戦を受け入れた。ナショナルズは、首都ワシントンDCを本拠地とするチームだが、日本になじみが深いとは言い難い。新しい環境で心機一転、大活躍を見せ、自身もチームも新たなステージに立ちたいところだ。

写真:時事

今季期待される主な記録

  • 日本人大リーガー1年目の最多勝ち星(16)
投手 藤浪晋太郎

1994年4月12日生まれ
大阪・大阪桐蔭高 – 阪神 – アスレチックス – オリオールズ – メッツ – マリナーズ(マイナー)

新天地・マリナーズで2季ぶりのメジャー登板を目指す。メジャー1年目の2023年は、先発から中継ぎに転向し、アスレチックス、オリオールズで計7勝を挙げたが、メッツに移籍した昨季は右肩を痛めるなどでメジャーでは出場なしに終わった。マリナーズでは、日米で野球殿堂入りを果たしたイチローさんが会長付特別補佐兼インストラクターを務める。マイナーからのスタートだが、オリオールズで計測した165キロの剛速球が復活すれば、メジャー昇格の可能性も十分。永久欠番となった「51」の印象が強いチームで、背番号「13」を背負った細身の長身右腕が、躍動する姿が見られるか――。

写真:AP

藤浪晋太郎 Yuki MATSUI
藤浪晋太郎

1994年4月12日生まれ
大阪・大阪桐蔭高 – 阪神 – アスレチックス – オリオールズ – メッツ – マリナーズ(マイナー)

新天地・マリナーズで2季ぶりのメジャー登板を目指す。メジャー1年目の2023年は、先発から中継ぎに転向し、アスレチックス、オリオールズで計7勝を挙げたが、メッツに移籍した昨季は右肩を痛めるなどでメジャーでは出場なしに終わった。マリナーズでは、日米で野球殿堂入りを果たしたイチローさんが会長付特別補佐兼インストラクターを務める。マイナーからのスタートだが、オリオールズで計測した165キロの剛速球が復活すれば、メジャー昇格の可能性も十分。永久欠番となった「51」の印象が強いチームで、背番号「13」を背負った細身の長身右腕が、躍動する姿が見られるか――。

写真:AP

青柳晃洋 Kouyou AOYAGI
投手 青柳晃洋

1993年12月11日生まれ
神奈川・川崎工科高 – 帝京大 – 阪神 – フィリーズ(マイナー)

ここ2年は不調に終わり、厳しいマイナー契約から米国での挑戦が始まる。一般的なサイドスローよりもやや低い位置から投げこむツーシームとスライダーが武器で、2021年から2年連続で最多勝と最高勝率を、22年には最優秀防御率とあわせて投手3冠に輝いた。ドラフト5位入団ながらタイトルを獲得するまでになった要因の一つが「聞く力」だとされる。幼少期からコーチらに積極的に質問。プロ入り後も元メジャーリーガーのヤクルト・高津臣吾監督にシンカーを教わるなど、投球の幅を広げてきた。言葉も文化も異なる不慣れな土地でのメジャー挑戦にも、臆することなく飛び込めそう。変則右腕の真価が問われる。

写真:ロイター

青柳晃洋

1993年12月11日生まれ
神奈川・川崎工科高 – 帝京大 – 阪神 – フィリーズ(マイナー)

ここ2年は不調に終わり、厳しいマイナー契約から米国での挑戦が始まる。一般的なサイドスローよりもやや低い位置から投げこむツーシームとスライダーが武器で、2021年から2年連続で最多勝と最高勝率を、22年には最優秀防御率とあわせて投手3冠に輝いた。ドラフト5位入団ながらタイトルを獲得するまでになった要因の一つが「聞く力」だとされる。幼少期からコーチらに積極的に質問。プロ入り後も元メジャーリーガーのヤクルト・高津臣吾監督にシンカーを教わるなど、投球の幅を広げてきた。言葉も文化も異なる不慣れな土地でのメジャー挑戦にも、臆することなく飛び込めそう。変則右腕の真価が問われる。

写真:ロイター

投手 森井翔太郎

2006年12月15日生まれ
東京・桐朋高 – アスレチックス(マイナー)

高校から直接大リーグ球団と契約。しかも、「二刀流」を目指す異例の道に挑む。桐朋高では最速153キロの速球を投げ、打っては通算45本塁打を放った。目標は大きく、2桁勝利、打率3割、30本塁打だ。野球を始めた小学校1年生の頃、当時大リーガーだった青木宣親さんのスイングを間近で見た。あまりの力強さに驚き、夢が決まった。入団記者会見では、「前例など考えない。早く米国に行って生活や食事に慣れた方が、将来メジャーで活躍できると思った」ときっぱり。身長1メートル84、体重89キロとメジャー級の恵まれた体を鍛え、4~5年でのメジャー昇格を目指す。

森井翔太郎 Yuki MATSUI
森井翔太郎

2006年12月15日生まれ
東京・桐朋高 – アスレチックス(マイナー)

高校から直接大リーグ球団と契約。しかも、「二刀流」を目指す異例の道に挑む。桐朋高では最速153キロの速球を投げ、打っては通算45本塁打を放った。目標は大きく、2桁勝利、打率3割、30本塁打だ。野球を始めた小学校1年生の頃、当時大リーガーだった青木宣親さんのスイングを間近で見た。あまりの力強さに驚き、夢が決まった。入団記者会見では、「前例など考えない。早く米国に行って生活や食事に慣れた方が、将来メジャーで活躍できると思った」ときっぱり。身長1メートル84、体重89キロとメジャー級の恵まれた体を鍛え、4~5年でのメジャー昇格を目指す。

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