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「あんぱん」CP語る 今田美桜の凄さ「自然と涙が出るほど心を打たれる」“異例”ヒロイン選考も

[ 2025年4月14日 09:15 ]

連続テレビ小説「あんぱん」 今田美桜演じる朝田のぶ(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は14日からいよいよヒロインの女優・今田美桜(28)が本格的に登場する。「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんの物語で、妻・暢さんをモデルにした主人公・朝田のぶ役。ヒロインに抜てきしたのは、番組を手掛ける倉崎憲チーフ・プロデューサー(CP)らだ。今田の演技を「自然と涙が出るほど心を打たれる」と称賛する倉崎氏に、今田の魅力と起用の意図を聞いた。(那須 日向子)

<以下、ネタバレあり>

 今田は、歴代最多3365人が応募したオーディションの中から抜てきされた。朝ドラヒロインオーディションは、東京制作では18年度前期「半分、青い。」以来、7年ぶりの開催。倉崎氏は「こんな大規模なオーディションができるのは、NHKの朝ドラくらい。ヒロイン選考は絶対やりたい、やるべきだと思っていた」と強い思いがあったと振り返った。

 書類、ビデオ、グループ審査…と通常の選考を重ねる中、同作では“異例”となる「走りのテスト」が行われた。

 というのも、今作のヒロインは「韋駄天(いだてん)おのぶ」の異名を持ち、県大会でも優勝経験あるという役どころ。劇中では“疾走シーン”がたびたび登場し、走りは重要な要素となるという意図から取り入れたという。

 「走りのテスト」は、最終のカメラテストで行われた。最終候補者15人に走ってもらったという倉崎氏は、今田の走りを見た瞬間「あ、のぶっぽい」と直感。「映像を通して疾走感を持って、のぶのキャラクターを反映させてくれる人だ」と感じ、脚本の中園ミホ氏を含めた制作陣の投票の結果、今田に決まった。

 走りだけではない。高い演技力も決め手の一つで、「涙が自然と出てきたのが今田さんでした。今田さんの芝居がシンプルに心に来た。我々が描く“のぶ像”を体現してくれていました」と大絶賛する。「何より“この人を毎朝見たいな”って思わせてくれるまっすぐさ、天真らんまんさ、笑顔も決め手です」と太鼓判を押した。

 昨年9月にクランクイン。撮影開始後も、オーディションで見た今田の「心を打つ」演技力は健在だった。「本当に芝居が上手い。特にこの1、2年で伸び続けている気がします」。何より驚いたのは、豪華キャストの中でもひときわ輝いているその存在感。「ただ今田さんが毎日そこに笑顔で楽しそうにいてくれるだけで、場が明るくなるような力を持っている。座長として最高のヒロインです」と賛辞を贈った。

 今田が持つあたたかな空気感は、他の出演者やスタッフにも伝播し続けている。「例年の朝ドラ以上に、なごやかであたたかい空気です。5ヶ月経った今でも、大事なシーンや1日の撮影ラストシーンが終わった後に、拍手が現場で自然と起きる。5ヶ月経っているのに、ですよ。これはめずらしいことなんです」。その空気感は座長・今田美桜があってこそ。「彼女で良かったなと思います」と改めてかみしめた。

 子役時代が終わり、いよいよ今田の魅力がふんだんに詰まった「あんぱん」がスタート。“第2章”からも、ますます目が離せない。

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