ネオジャポ朝倉あい　闘いの日々だった「EGOIST」制作期間！いつもブタメン食べるメンバー見て爆笑【ソロインタビュー連載第4回】

[ 2024年10月31日 11:00 ]

5人組女性アイドルグループ「NEO JAPONISM」（通称ネオジャポ）が、現体制5周年を迎える12月14日、東京・日比谷野外音楽堂でワンマンライブに挑む。10月31日には2年ぶりとなる新アルバム「EGOIST」をリリース。メンバー滝沢ひなのが手掛けた収録曲「きづいて」は音楽番組で披露されると瞬く間に話題となり、注目度は増すばかりだ。今回は5人それぞれにソロインタビューを敢行。数々の伝説が刻まれてきた“音楽の聖地”へ向かうネオジャポの現在地を探った。4回目は朝倉あいが登場します。

――2年ぶりの新アルバム「EGOIST」はどのような内容になっていますか？

朝倉「今回のアルバムには、未発表曲9曲と既存曲を合わせて14曲が収録されています。ライブで披露している曲もありますが、新曲がたくさんあって、どれもすごくネオジャポらしくかっこいいんです。アイドルの曲をあまり聞いたことがない人にも刺さるようなものが多いです。たくさんの人に聞いてもらいたいし、届けたいです」

――朝倉さんが収録曲で胸に響いた曲はありますか？

朝倉「ひなちゃん（メンバーの滝沢ひなの）が作詞作曲してくれた『きづいて』という曲です。アイドル活動をしている自分にすごくグッとくる歌詞で、自分と照らし合わせて聞いた時にちょっと泣きそうになりました。かっこいい曲もたくさんあって、特に『All of us』という曲も5年間の活動を思い出してレコーディングしていて泣きそうになりました」

――レコーディング中にどんな思いがこみ上げたんですか？

朝倉「歌っている時にもうすぐ5周年を迎えるんだなと思ったら、すごい気持ちが込み上げてきて。かっこいいんですけど、それ以上にぐっと伝わるものがあって、それがすごく心に響きました」

――「きづいて」は日本テレビ『バズリズム02』で初披露されましたね。パフォーマンスしてみていかがでしたか？

朝倉「歌詞を大切にして届けたいという思いを持った上で、歌詞だけじゃなくて、振り付けでも切なさや感情を表現することにこだわりました。この点はいつも以上に意識しました」

――振り付けはメンバーの皆さんで考えたのですか？

朝倉「振り付けは、これまで通り辰巳さやかちゃんが担当してくれました。ネオジャポの振り付けはほとんどさやかちゃんが作ってくれていて、今回も私たちの先生になって教えてくれました」

――「きづいて」の振り付けで、朝倉さんが特に気に入っている部分は？

朝倉「私の歌のパートで、『一体何が知りたいのか』って歌詞があるんですけど、その部分の振りが特にお気に入りです。かっこいいだけじゃなくて、かわいらしい振り付けが出てくるんです。そこが特にかわいい感じで、ちゃんと発揮できているのでぜひ注目して見てほしいです。5人で集まって弾んでいるんです。メッセージ性が伝わる曲の中で、唯一と言っていいぐらいかわいい振り付けが入っている部分だと思うので、注目してほしいですね」

――そこのパートは朝倉さんが担当されているので、しっかり見てほしいポイントですね。

朝倉「はい、ぜひお願いします」

――新体制として5人でデビューしてから5年が経ちました。アイドルシーンのし烈な競争を勝ち抜くために自信を持っている部分や磨き上げてきた部分は何でしょうか？

朝倉「私たちは常にネオジャポらしい熱いライブを心がけています。ネオのライブは自分たちが歌って魅せるだけじゃなくて、ファンの声援や拳の振り上げなどを含めて初めて完成すると思っています。その一体感は誰にも負けないと自信を持っています。初めてライブを見た人でも『自然と引き込まれて体が動いちゃう』と言ってくれる方が多いので、初めての方でも忘れられないライブを届けられていると感じます」

――ファンとの一体感を高めるために、朝倉さん自身が意識していることや呼びかけていることはありますか？

朝倉「ファンの皆さんがライブで声を出したり、手を上げたりしてくれるのは、私たち全員の気持ちが伝わっているからだと思います。特に、アイドル界で唯一無二の存在であるひなちゃんの煽りがすごく話題になっていて、そのおかげでネオのライブに引き込まれているお客さんも多いんです。私はひなちゃんの背中を見ながら、お客さんと一緒にライブを楽しもうっていう気持ちでパフォーマンスしています」

――5年間の活動を通して、ファンの熱量や一体感が高まっていると感じますか？

朝倉「ネオジャポがどんなアイドルか知ってくれている方は前より増えている実感があります。アウェイな場でお客さんを巻き込めずに悔しい経験をしたことも以前はありましたが、今はそういう場面でも前より手応えを感じています。最近では、初めてライブを見る方でも拳を上げてくれたり、SNSで『良かった』という声を目にすることが増えて、少しずつですが、変われている実感があります」

――ネオジャポは「闘う」というコンセプトを掲げていますが、今年を振り返って、「闘う」もしくは「闘い」にまつわるエピソードがあれば教えてください。

朝倉「『EGOIST』の制作がまさにそれに関わっていますね。14曲収録されていて、そのうち9曲が未発表曲です。レコーディングは毎週のように続いて、曲が終わったらすぐ次の曲が来るっていう繰り返しでした。2、3日前にレコーディングする曲が届いて、それを覚えてすぐレコーディングするというすごく短く、そして早く進んでいきました。メンバー全員のパートを覚えるので、『この曲はこういう感じでやろう』とか毎週のようにレコーディングをしていたときは、忙しかったけど嬉しかったし、闘ってるなって感じました」

――レコーディングはいつ頃行われたんですか？

朝倉「結構ギリギリまでやっていて、9月の終わり頃まで続けていました」

――次々と課題が与えられて、そこに立ち向かっていく姿勢がより強く感じられたのですね。

朝倉「そうですね、大変というのは全然なくて。いろんな曲を作っていただいて、次はこういう歌い方をしようと発見できたり、こういう曲もあるんだって感謝しながらレコーディングしてました。そういう意味で、どんどん新しい曲にチャレンジするというのは自分に向いているなって感じました」

――レコーディング期間中、メンバーと過ごす時間も長かったと思いますが、思い出に残っている場面はありますか？

朝倉「毎週顔を合わせていたので、常に一緒だったんですけど、特に面白かったのはひなちゃんが毎回レコーディング後に差し入れで置いてあったブタメンを食べていたことですね。『おめぇ食べんの？』って言われて『食べないよ！』って返すと、『もったいない！』って言われて（笑）。ブタメンを食べて帰ってる姿がめちゃくちゃ面白かったです」

――12月14日には野音でのワンマンライブが控えています。この日は新体制デビュー5周年記念日でもあり、グループにとって一番大きな会場での公演になりますね。成功に向けてどのような取り組みをしていますか？

朝倉「ワンマンライブで5周年を迎えること自体が本当に奇跡のようで、日比谷野音でできるのもすごく嬉しいです。聞いた瞬間に、全メンバーが『絶対に完売させたい！』って強く思いました。ワンマンは普段のライブとは違って、特別な演出やポイントがあって、この日だけの特別なものを見せたいと思っています。アルバムに収録された新曲も披露するはずですし、今はその準備に向けて練習をしたり、メンバーが日替わりで生配信をしてワンマンに向けて盛り上げたりしています。12月14日が近づくにつれて、応援してくれているファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて、これまで見たことがないような素晴らしい景色を一緒に作りたいです」

――満員の客席を楽しみにして、最後にファンの皆さんに向けて意気込みをお願いします。

朝倉「12月14日の5周年ワンマンライブ、この日は絶対に見てほしいです。これまで見たことがないようなネオジャポをお見せすることを約束しますので、絶対に来てほしいです！」