ノルウェーのジャンプ資格停止5選手に スーツ不正改造
【オスロ=共同】国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は13日、オスロで記者会見を開き、ノルディックスキー世界選手権でジャンプ男子のノルウェー勢がスーツを不正に加工していた問題を受け、ジャンプ男子のロベルト・ヨハンソン、クリストフェルエリクセン・スンダル、ロビン・ペデルセンの3選手を新たに暫定資格停止にしたと発表した。
同国のジャンプ男女、複合男女が使用した全てのスーツを押収し、再調査して不正の疑いが発覚した。12日に処分が発表されたマリウス・リンビク、ヨハンアンドレ・フォルファンと合わせ、資格停止は5選手となった。ジャンプ女子と複合男女では不正はなかったとした。
ノルウェー勢ではジャンプ男子ヘッドコーチら関係者3人、スキー金具の規定違反で失格者が出た複合男子の関係者1人も12日に暫定資格停止処分を科されている。
FISは問題を受け、今季残りのワールドカップ(W杯)でスーツを直接管理する新規則の導入を決め、13日のオスロでのジャンプW杯から施行。選手ごとに用具管理者を割り当て、スーツの管理や保管も行う。各選手が使えるのは識別用マイクロチップを付けた1着のみで、公式練習や競技の開始30分前に自身でスーツを受け取り、終了後30分以内に返却する。