東京・吉祥寺シアター、街中で朗読劇 短編を低料金で
武蔵野文化生涯学習事業団(東京都武蔵野市)が運営する吉祥寺シアターは24日と27〜29日、街中のカフェや店舗で「吉祥寺まちなかリーディング」と題した短編の朗読劇を開催する。市民が気軽に舞台芸術に触れる機会を提供するため、各30分程度の作品を低料金で上演する。
24日は吉祥寺のカフェで「紙風船」など岸田国士の3作品を含む計4作品を上演し、27〜29日は武蔵境や吉祥寺で1作品ずつ上演する。特別な舞台セットや衣装は用いず、1〜2人の役者が台本を持ちながら声で戯曲を表現する。料金は24日が920円、他の日は290円。ドリンクなど追加注文を求める会場もある。
吉祥寺シアターは客席数189席の小劇場で、人気劇団などが公演を開いている。今後も劇場外の街中に「劇場」を設け、演劇を身近に感じられるような企画を展開する。