平均寿命、2年連続縮む 女性87.09歳・男性81.05歳
2022年の日本人の平均寿命は女性が87.09歳、男性が81.05歳となり、前年比で女性は0.49歳、男性は0.42歳それぞれ縮んだことが28日、厚生労働省公表の簡易生命表で分かった。前年を下回るのは男女とも2年連続。同省は「新型コロナウイルス流行の影響が大きい」としている。
国別順位は女性が前年と同じ世界1位で、男性は3位から4位に下がった。女性は2位が韓国(86.6歳)、3位がスペイン(85.83歳)。男性は1位がスイス(81.6歳)、2位がスウェーデン(81.34歳)、3位がオーストラリア(81.30歳)だった。
厚労省によると、今回の21年・22年の以前に2年連続で前年を下回ったのは10年・11年がある。担当者は「珍しいことではあるが、このまま下がり続けるとは考えていない」とし、コロナ流行が落ち着いていけば再び平均寿命が延伸する可能性があるとした。〔共同〕